年末年始に読んだ本
年末年始は本を買い込む傾向にあるのでまとめてみました。
時間があるとおもって速読ではなくしっかり読んだら5冊しか読めなかったのですが、読書ログも兼ねてメモ。
マーケティング・テクノロジー関連
<インターネット>の次に来るもの
1年ぶりに再読。テクノロジーといかに協働することで成果を得るか、を時代の変遷とともにカテゴリをわかりやすく分類し言語化した一冊。
2026年にGoogleは検索ではなくAIになる、とありました。いまも検索ロジックの裏周りはAIだと思いますが、ロジックとかアップデートとかなくなっていくのかなぁ。あと8年。
SEOのHOWTOは更に淘汰されていって、いかにコンテンツを届けたいユーザーに届けるかに寄っていくのでしょう。
また、flowingにあった、コピーできないものが価値が上がってバッチ方式からリアルタイムに移りゆくという観点についてもかかれていました。
信用、ブランディングの磨き上げに企業も、個も移行していることを実感しているので、
Who are you?自分は何者なのか。 を問い続ける必要があるなぁと。
「我々は永遠の初心者である」という言葉が印象的。
- 作者: ケヴィン・ケリー
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2016/07/27
- メディア: Kindle版
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アドテクノロジーの教科書
DigitalMarketingLabを運営する、マクロミル広瀬信輔さんのアドテクについて幅広く書かれている本。久々に業務でアドテク関連を対応するため、振り返りと全体像をわかっておきたいなぁと思い読んでみました。
アドテクノロジーは幅も広いし、難しい側面もあって、企業の一担当者からすると代理店任せで数値だけ上がればOK!みたいな風潮がまだまだありますが、 ペルソナ立てて、「いつ、誰に、なにを、どう見せるか」のプランニングを徹底して実行しきると全然売上も変わってくるなぁと思います。
ちょっとやってみて全然売上取れなかったからもうやらない!みたいな広告主の方も多いですが、そんな簡単に結果はでないので根気強くPDCA回してアドテク味方につけていきたいですね。
にしても、広告というマーケティングの文化はいつの時代まであるのかな。まだまだ続くのかな。
アドテクノロジーの未来、マーケティングの今後についても熟考したいので、アンテナ張ってみよう。
- 作者: 広瀬信輔
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/03/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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思考・自己啓発
「言葉にできる」は武器になる
「内なる言葉」と向き合うことで言語力があがる、想いが伝わることについて書かれています。
自分自身、思考の整理と言語化が苦手なのですが、単純に語彙不足とよく言い訳をしていました。
スピーチがうまい方や伝わるアウトプットをされる方は難しい言葉ではなく、想いのこもったわかりやすい言葉で伝えているのはなぜかと。
それがとてもわかりやすく、腹落ちできる一冊。
よくある、思考力を鍛える系のゼロ秒思考などの良書もありますが、
個人的には「内なる言葉といかに向き合って思考を整理し伝えるか」という解はすっと自分に馴染みました。
頭が一杯になると考えたつもりになってしまっており、結局アウトプットすると「あれ?」ってことが多いのはもうやめたいなぁ。
ちゃんと頭の中にあるものを書き出して整理し、血肉にしたいものです。
ちなみに、よく本を読んでいるうちに思考が走ってきても、「読み切る」ことがなぜか目的になってしまって、その思考が全然進まない(読み終わるころには忘れてしまっている)ため今までの読書方法ももったいなかった!という気づきが。
今後は思考が走ってきたら、一旦止めて、アウトプットすることに注力したい。
本を読むことは好きですが、本を読むということがゴールになってしまっており、目的が手段と入れ替わってしまっているパターンに気付いてないのはイケてないですね。
読み途中なのは気持ち悪いし、読みきらないと作者の思いも紡ぎきれないので、ちゃんと思考したら戻ってきたいとは思います。
- 作者: 梅田悟司
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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お金関連
池上彰のお金の学校
言わずもかな、お金とはなにかの基礎がわかる本。
今までお金に対して苦手意識があったのですが、仮想通貨などの流行りやもう大人だし考えなきゃいけないことも増え、改めて基礎・下敷きをインプットしようと思って手に取ってみました。
株とか金利とか経済についてについてもわかりやすく載っていますが、池上さんならではの小話がとっても刺さりました。
- 古代ローマの兵士の給料が塩だった→塩=サラリウム(ラテン語)→サラリーの語源となった
- 結局お金というのはほしいものを得るための交換手段であること
- 手数料自体は社会全体の効率を上げるために必要なものかもしれない
やっぱり根本的に学ぶときは基礎や成り立ちからというのは間違ってないなぁ。
学校教育ってそういうことですよね、元々の下敷きがあるから応用がはいってきたときに解釈ができますよね。
にしてもなんで日本の学校はお金について教えてくれないんだろう。生きていく上で大事な話なのに。
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2011/10/13
- メディア: 新書
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お金2.0
メタップス佐藤さん、さすがだなぁ。
いつもNewsPicks読ませてもらっているのですが、とてもわかりやすく、資本主義→価値主義について記載されている本。
価値主義って最近のトレンドワードかと思っていたのですが、資本の成り立ちから考えると別次元のものではないんですよね。
池上さんのお金の学校を読んでからお金2.0を読んだので、「お金って何か」「なぜ稼ぐのか」を改めて考えさせられました。
シェアリングエコノミーの仕組みに関しても、Facebook、Instagramのサービスに関しても、人が人を呼ぶ仕組みを整えることで経済システムは更に回って発展していくわけですが、
人の価値に関してもそこまで相違はなくて、自身の価値が高い人は自分で新しい成果(お金というより、新しい仕事や経験)を得て、更に発展していく。
もうすこしこの「人の価値ってなんだ」については深ぼって勉強したいなぁ。本とか記事、読み漁ってみよう。
お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)
- 作者: 佐藤航陽
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/11/30
- メディア: 単行本
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読みたくて読めなかった本
(積読がたくさん‥)
今年は週に1冊を目標においているので、少しずつ読み進めたいと思います。
目標だけが目的にならず、ちゃんとインプットできるようにがんばる。
- 21世紀のBusinessにデザイン思考が必要な理由
- ALLIANCE
- モチベーション革命
- 思考は現実化する
- アマゾンが描く2022年の世界
週に1冊って‥54冊しか読めないのか。にしても少ないな 。